京都回想記【46.やがて転勤で埼玉 所沢へ】
かつての武蔵野の一角、一帯に関東ローム層が展開している地域で、住み慣れた関西に比べて、土地がやたら暗いというのが第一印象だった。会社からあてがわれた住まいは、新所沢駅前広場に面したマンションの8階で、便利そのもので、しかも販売会社へは線路を越えて北側に、歩いて10分の距離にあった。
住環境の利便は文句なしで、初めてのローカルな生活が始まった。しかし、関東ローカルの土地柄にはなじみがなく、仕事先の関係でも不慣れな生活だったし、何よりも言葉の違いに戸惑った。ある程度は土地の言葉に合わせているつもりでも、べたな関西言葉の抑揚は隠しようが無かった。
こうして所沢でも資生堂セールスマンとしての仕事が始まったわけだが、ここは「京都回想記」となっているので、一旦このシリーズは休止する。あらためて別タイトルで始めることができればよいが。




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