京都回想記【21.中学三年生、最終学年】
昭和38(1963)年4月に、中学最終学年の三年生となった。新しい教室はグラウンドから高い段差の階段をン上った高台にあって、東下にグラウンド、さらにその向こうの東山連峰には、ひときわそびえ立つ比叡山が望める。授業中も、ひたすら窓の外の景色を眺めてたw
クラスも結構賑やかな連中がそろっていて、常に一緒に連れ歩くような仲の良い友達もできた。そのため、クラスでも中心的なグループとして、昨年度とは違って、快適な学級生活を過すことになった。中三になっても特に進学を意識することも無く、適当に定期試験に間に合わせる程度だった。ただ三年生になると、高校進学希望者は、民間業者の模擬テストを受けるように指導され、年間8度ほどある模擬試験を受けた。
修学旅行はこの時期、公立の小学校は伊勢、中学校は東京、高校は九州というのがほぼ決まっていた。当時の国鉄では、修学旅行専用列車を走らせていた。京都から東京まで直通で走るので、引率教師は乗り降りの心配をしなくて済むので重宝しただろうが、ダイヤの合間をぬって進むので、1時間ぐらい駅で待機とかが平気であって、ほぼ10時間ほど掛かった。都内観光は貸切バスで、浅草・国会前・東京タワーなど定番コースまわったが、前夜の旅館での枕投げなどで、バス内ではほぼ全員い眠っていた。
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